「ちゃんとベースメイクしてるのに、なんか厚塗りに見える…」。SNSでも最近、新作ファンデの"素肌見え"がバズっていますよね。でも同じファンデを使っても、塗ってます感が出る人と出ない人がいる。その差って実は骨格タイプに合った塗り方ができているかどうかなんです。

私は美容部員時代、年間1,000人のお客様にメイクを施してきましたが、ファンデの厚塗り感で悩む方の8割は「量」ではなく「塗る場所と力加減」がズレていました。今日は骨格タイプ別に、素肌に溶け込むファンデの塗り方をお伝えします。

「塗ってます感」が出る3つの原因

まず、ファンデーションが厚塗りに見えてしまう主な原因を整理しましょう。

1. 顔全体に均一に塗っている

顔は立体です。頬の高い部分とフェイスラインでは、必要なカバー力がまったく違います。全体を均一に塗ると、本来カバー不要な部分まで厚くなり、のっぺりとした印象になります。

2. 下地とファンデの相性が悪い

水性の下地に油性のファンデを重ねると、密着せずにヨレやすくなります。ヨレを隠そうとして重ね塗りする悪循環が、厚塗りの原因に。下地とファンデは同じメーカーのラインで揃えるか、テクスチャの相性を確認しましょう。

3. ツールが合っていない

指塗りだと体温でファンデが溶けて密着しやすい反面、ムラになりがち。ブラシは薄づきに仕上がりますが、毛の密度が高すぎると塗布量が増えます。自分の骨格と肌質に合ったツールを選ぶことが大切です。

骨格タイプ別・素肌見えファンデの塗り方

骨格診断は服選びだけのものじゃありません。顔の骨格の凹凸や肌の質感は、ファンデの最適な塗り方にも直結します。まず鏡で試して、自分の顔の凹凸を確認してみてください。

骨格ストレートの方

骨格ストレートは顔の立体感がしっかりしているので、実はファンデの量は最小限でOK。以前、骨格ストレートでお顔立ちがくっきりしたお客様に「引き算メイク」を提案したことがあります。マスカラと色付きリップだけで完成度が高く、ご本人が鏡を見て「これが私?」と感動されたんです。ファンデも同じ考え方で、Tゾーンと頬の高い位置だけに薄く伸ばし、フェイスラインはほぼ素肌を残すのがポイント。ブラシで内側から外側へ、さっと1回で仕上げましょう。

骨格ウェーブの方

骨格ウェーブは肌が薄く繊細な方が多いので、カバー力より密着力を優先します。スポンジでスタンプ塗りするのがおすすめ。リキッドファンデを手の甲で薄く伸ばしてから、湿らせたスポンジで頬→額→顎の順にポンポンと押し込みます。こすらないことで肌への負担を減らしつつ、薄いヴェールのような仕上がりに。目元・口元は指でなじませる程度で十分です。

骨格ナチュラルの方

骨格ナチュラルはフレーム感が強く、関節や骨が目立ちやすいタイプ。ファンデで骨っぽさを和らげたくなりますが、塗りすぎは逆効果です。セミマットなリキッドを指で薄く伸ばし、頬骨の高い位置にだけツヤ感をプラスする「ポイントツヤ仕込み」が効果的。ツヤの位置で視線を誘導することで、骨感を目立たせずにヘルシーな素肌感が出ます。

素肌見えファンデの選び方3つのポイント

テクスチャはみずみずしさ重視

最近のトレンドは"水ジェリー系"や"美容液ファンデ"。肌にのせた瞬間スーッと伸びて、カバーしながら素肌感を残すタイプが主流です。テスターで手の甲に塗ったとき、3秒以内に肌と一体化するものを選びましょう。

パーソナルカラーで色を絞る

ファンデの色選びは「首との境目が消える色」が基本ですが、パーソナルカラーも大切。イエベの方がピンク系を全顔に塗ると白浮きしやすく、それが厚塗り感につながります。迷ったらまずパーソナルカラーに合うベージュ系を1本持っておくと失敗しにくいです。似合うが正解、流行色に飛びつく前に自分の色を知ることが先決です。

仕上げのひと手間で差がつく

ファンデを塗り終えたら、何もついていないスポンジで顔全体を軽く押さえます。余分な油分を吸い取りながら密着度が上がり、「塗った」感が一気に消えます。私は毎朝20分でメイクを仕上げますが、このひと手間は省きません。夜のうちに翌日の色を仕込んでおくと、朝の時短にもなりますよ。遊び心を残すなら、チークやリップで色を足すのは、このベースが整ってからです。

よくある質問(FAQ)

Q. 骨格タイプがわからない場合、どうすれば?

手首の骨の出っ張り、鎖骨の見え方、手のひらの厚みが判断材料になります。ストレートは手のひらに厚みがあり鎖骨が目立ちにくい、ウェーブは手首が薄く鎖骨がくっきり、ナチュラルは関節や骨が大きめです。セルフ診断が難しければ、プロの骨格診断を受けるのがおすすめです。

Q. オイリー肌でもリキッドファンデは使える?

使えます。オイリー肌の方は油分少なめの「水ベースリキッド」を選び、Tゾーンは下地の段階で皮脂コントロール系を仕込んでおくとヨレにくくなります。仕上げにルースパウダーを薄くのせれば持ちも向上します。

Q. ブラシとスポンジ、どちらがいい?

骨格ストレートはブラシ(薄づきで立体感を活かせる)、ウェーブはスポンジ(密着重視)がベター。ナチュラルは指塗り+ポイントスポンジの組み合わせが向いています。ただし肌質との相性もあるので、片頬ずつ違うツールで塗り比べてみてください。

Q. プチプラファンデでも素肌見えは可能?

可能です。大切なのは価格よりテクスチャと塗り方です。ドラッグストアの新作でもみずみずしい水ジェリー系は増えています。テスターで伸びと密着感を確認し、骨格に合った塗り方をすれば、プチプラでも十分に素肌見えは実現できます。

参考文献