正直に言う。俺がBBクリームを初めて使ったとき、完全にバレた。

妻に「なんか顔白くない?」と朝いちばんに言われた瞬間、洗面所に戻って全部落とした。原因はすぐにわかった。自分の肌より明るい色を選んでいたのだ。コンシーラーで青クマを隠す経験はあったが、BBクリームは顔全体に塗る。色が合っていなければ、顔だけ浮いて当たり前だった。

あれから1年、メンズ化粧品80品以上を検証する中でBBクリームも12製品を自分の顔で試した。結論から言えば、BBクリームがバレるかどうかは製品の問題じゃない。色の選び方と量のコントロールで決まる。今日は、職場で自然に見えるBBクリームの選び方と塗り方を、失敗した経験も含めて全部書く。

なぜメンズBBクリームは「バレる」のか——3つの原因

BBクリームがバレる原因は、大きく3つに分類できる。

原因1:色が肌より明るすぎる
これが最大の失敗パターン。男性は女性より肌が暗めなのに、「明るい肌色」を選んでしまう。顔だけ白浮きして、首との境目がくっきり出る。まさに俺が最初にやらかしたやつだ。

原因2:量が多すぎる
カバーしたい気持ちが強いほど厚塗りになる。BBクリームは少量でも十分にカバー力がある。1回の使用量はパール1粒分(直径8mm程度)で顔全体に足りる。「足りないかも」と思うくらいがちょうどいい。

原因3:フェイスラインのぼかしが甘い
顔の中心はきれいに塗れていても、フェイスラインや耳の前、もみあげ周辺で塗りムラが出る。ここの境目が見えると「塗ってる」とバレる。

逆に言えば、この3つさえ押さえれば、BBクリームはまずバレない。清潔が最強——これは俺がスキンケアでもメイクでも一貫して言っていることだが、BBクリームも清潔感を底上げするツールとして使えば、周囲には「最近肌きれいになった?」としか映らない。

肌色別・BBクリームの色の選び方

メンズBBクリームの色展開は、多くても3色程度。女性用ファンデーションのように20色から選ぶ必要はないが、だからこそ1色のミスマッチが致命的になる。

色選びの鉄則:首の色に合わせる

顔の色ではなく、首の色に合わせるのが正解。なぜなら、BBクリームを塗った顔と塗っていない首が隣り合う。この2つの色が揃っていれば、境目は消える。

具体的な判断基準はこうだ。

色白〜標準肌の人:「ライトベージュ」「ライトオークル」など明るめの色を選ぶ。ただし「明るい肌色」と書いてあっても、手の甲で試したときに首の色より明るければ避ける。

標準〜やや暗めの肌の人:「ナチュラルベージュ」「ナチュラルオークル」が守備範囲。もっとも多くの男性がここに該当する。迷ったらこのゾーンを選んでおけば大きく外さない。

日焼け肌・色黒肌の人:「オークル」「ダークベージュ」を選ぶ。このゾーンの選択肢が少ないブランドは避けたほうがいい。明るい色しかないブランドで無理やり使うと白浮きが確定する。

店頭で試せないときの裏技

ドラッグストアでテスターがない場合は、手の甲の親指側(手首寄り)に少量出して確認する。この部分は首の色に近い。腕の内側は白すぎるので判断を誤りやすい。

30秒で終わるバレないBBクリームの塗り方

朝5時半に起きてジムに行き、シャワーを浴びて出勤する俺のルーティンでは、BBクリームに使える時間は30秒が限界だ。でもこの30秒で十分に仕上がる。

ステップ1:スキンケア後、1分待つ

洗顔→化粧水→乳液のあと、肌が完全に乾くまで1分待つ。肌が濡れた状態でBBクリームを塗ると、滑って定着しない。俺はこの1分で歯を磨いている。

ステップ2:パール1粒分を手の甲に出す

チューブから直接顔に出すのはNG。手の甲にパール1粒分(直径8mm)出して、量を確認してから使う。最初は「少なすぎない?」と思うが、これで顔全体に足りる。

ステップ3:5点置きして内側から外側へ

中指か薬指で、おでこ・両頬・鼻・あごの5点に少量ずつ置く。人差し指は力が入りすぎるから使わない。5点に置いたら、顔の中心から外側に向かって薄く伸ばす。

ステップ4:フェイスラインを指でぼかす

ここが「バレない」の最大のポイント。フェイスライン・もみあげ周辺・耳の前は、指に残ったクリームを軽くなじませる程度でいい。フェイスラインは「ほぼ塗れていない」くらいが正解。境目をぼかすことで、首との色の差がなくなる。

ステップ5(任意):テカリが気になるならパウダーを軽く

皮脂量が多い男性は、仕上げにベビーパウダーか無色のフェイスパウダーを軽くはたくと持ちが良くなる。俺はジム後の汗をかきやすい肌質だが、パウダーを足すと夕方までヨレなくなった。

BBクリーム選びで見るべき3つのスペック

色以外にも、購入前にチェックすべきポイントが3つある。俺の評価基準はいつも価格→効果→継続性の順だ。

1. SPF値:通勤レベルならSPF20〜30で十分

BBクリームにはUVカット機能がついているものが多い。通勤程度ならSPF20〜30・PA++で十分だ。SPF50+を謳う製品もあるが、数値が高いほど肌への負担が増える傾向がある。日焼け止めを別で塗っているなら、BBクリームのSPF値は低くていい。

2. 仕上がり:マット系を選ぶ

ツヤ系はテカリと見分けがつきにくく、男性の皮脂量だと午後にギラつく。マット〜セミマット仕上がりの製品のほうが男性の肌には自然になじむ。

3. 石けんで落とせるか

クレンジングが必要なBBクリームは、男性には続かない。石けんオフできるタイプを選べば、普段の洗顔で落とせる。まず試す——俺のモットーだが、試し続けるには「落としやすさ」が必須条件だ。

価格帯は1,000〜2,000円台がベストゾーン。高ければいいわけではなく、6ヶ月続けられる価格かどうかで判断する。

BBクリームの落とし穴——俺が失敗から学んだ3つのこと

失敗1:首に塗り忘れて境目が出た
顔だけ塗って首を忘れると、顎の下に色の段差ができる。フェイスラインのぼかしで対応できるが、Vネックのシャツを着る夏場は首の上部にもうっすら伸ばしておくと安心だ。

失敗2:汗で流れてまだらになった
夏場にBBクリームだけで出勤したら、午前中に汗で流れてまだら模様になった。ジム後はとくに汗腺が活発になっている。対策はスキンケア後にしっかり乾かすことと、仕上げのパウダー。この2つで持ちが格段に変わった。

失敗3:クレンジングをサボって毛穴が詰まった
石けんオフOKの製品でも、雑に洗うと落ちきらないことがある。泡洗顔でTゾーンを重点的に洗い、すすぎを30秒以上かけること。BBクリームを使い始めたら、洗顔の丁寧さも1段上げる必要がある。

BBクリームとコンシーラーの使い分け

以前の記事でメンズコンシーラーについて書いたが、BBクリームとの使い分けを整理しておく。

BBクリーム:顔全体の肌色を均一に整える。くすみ・毛穴・軽い赤みをカバーする。いわば「肌全体の底上げ」。

コンシーラー:ピンポイントの肌悩み(濃いクマ・ニキビ跡・シミ)を隠す。「部分的な修正」。

どちらか1つなら、BBクリームから始めるのがおすすめだ。顔全体のトーンが整うだけで、印象は大きく変わる。クマやニキビ跡がとくに気になる場合は、BBクリームの上からコンシーラーを重ねればいい。

男もケアしていい。肌を整えることに性別は関係ない。BBクリームは「化粧」というより「清潔感の底上げツール」だと思ってほしい。

FAQ

BBクリームを塗っていることは会社でバレますか?

正しい色選びと適量を守れば、まずバレません。バレる原因の大半は色のミスマッチ(白浮き)と厚塗りです。首の色に合わせた色を選び、パール1粒分を薄く伸ばせば「肌がきれいになった」としか見えません。

BBクリームの上に日焼け止めは必要ですか?

BBクリーム自体にSPF20〜30が入っている製品なら、通勤程度では追加の日焼け止めは不要です。屋外で長時間過ごす場合は、BBクリームの下に日焼け止めを仕込んでおくと安心です。塗る順番は、日焼け止め→BBクリームです。

BBクリームとファンデーションの違いは何ですか?

BBクリームは1本で保湿・UV防止・色補正・軽いカバーをこなすオールインワン製品です。ファンデーションはカバー力が高い分、下地や仕上げパウダーが別途必要になります。初心者はBBクリーム1本で始めるのが手軽です。

夕方にテカってきたらどうすればいいですか?

あぶらとり紙で皮脂を押さえてから、フェイスパウダーを軽くはたすのが最も手軽な対処法です。ティッシュで軽く押さえるだけでも効果があります。ゴシゴシ拭くとBBクリームごと落ちるので、押さえるように使ってください。

敏感肌でもBBクリームは使えますか?

無香料・アルコールフリー・紫外線吸収剤不使用の製品を選べば、敏感肌でも使いやすいです。初めて使う場合は、顎の下の目立たない部分でパッチテストをしてから顔全体に使ってください。

参考文献