30代半ばの頃、同僚に「最近ずっと疲れてない?」と言われた。自分では元気なつもりだったが、洗面台の鏡をよく見たら目の下にどんよりした青い影があった。いわゆる青クマだ。
朝5時半に起きてジムで1時間汗を流し、シャワーを浴びて出勤する毎日。体は絞れているのに、顔だけ疲れて見える。ホットタオルとアイクリームで根本ケアを始めて改善はしたが、「今日だけは隠したい」という場面がどうしてもある。大事な商談、久しぶりの同窓会、証明写真。
そこでコンシーラーに手を出した。最初は完全に失敗した。ドラッグストアで適当に買った明るめのベージュを塗ったら、目の下だけ白く浮いて逆に目立った。男もケアしていい時代だが、やり方を間違えると「塗ってます感」が出て台無しになる。
そこから自分の顔で試行錯誤を繰り返し、メンズ化粧品80品検証のうちコンシーラー系だけで12品を比較した。結論から言うと、色選びさえ間違えなければ、指1本で30秒あればバレずにクマは隠せる。
クマの色を見極める|青・茶・黒で選ぶコンシーラーの色が変わる
コンシーラーの色選びで最も大事なのは、自分のクマが何色かを知ることだ。洗面台の蛍光灯の下で、目の下の皮膚を指で軽く引っ張ってみてほしい。
青クマ:引っ張ると薄くなる。血行不良が原因で、寝不足や冷え、長時間のPC作業で悪化する。目の下の皮膚は約0.5mmと薄く、滞った静脈血が透けて青紫に見える。→ オレンジ系コンシーラーが正解。青の補色がオレンジなので、青みを打ち消して血色感が出る。
茶クマ:引っ張っても色が変わらない。色素沈着が原因で、目をこする癖や紫外線ダメージの蓄積で起きる。→ イエロー系コンシーラーで目元のくすみを明るく補正する。
黒クマ:上を向くと薄くなる。たるみによる影が原因で、加齢や眼窩脂肪の突出で目立つ。→ ベージュ〜オークル系で影を光で飛ばす。ただし黒クマは影なのでコンシーラーだけでは限界がある。
俺の場合は典型的な青クマだった。朝のジム後にホットタオルで血行を良くしてからアイクリームを塗るルーティンで根本改善を進めつつ、「今日は隠したい」日だけオレンジ系コンシーラーを仕込む。この使い分けが、清潔が最強の見た目を作るコツだと思っている。
バレないコンシーラーの塗り方|指1本・30秒の手順
男性がコンシーラーでバレる理由はほぼ3つに集約される。色が合っていない、塗りすぎている、境界線がくっきり残っている。この3つを潰せば、まずバレない。
ステップ1:保湿してから始める(10秒)
乾いた肌にコンシーラーを乗せると密着せずヨレる。普段の化粧水→乳液の後、30秒ほど待って肌表面のベタつきが引いてから塗る。朝5時半起床→ジム→洗顔→保湿→ここでコンシーラーという流れ。既存のルーティンに30秒足すだけだ。
ステップ2:薬指で少量取り、クマの上にちょんちょん置く(10秒)
薬指を使う理由は、5本の指の中でいちばん力が弱いから。力が入りすぎると厚塗りになる。米粒1つ分を指先に取り、クマの最も濃い部分に3〜4点置きする。一度に大量に塗るのではなく、足りなければ少しずつ足す。
ステップ3:境界線をトントン叩いてぼかす(10秒)
置いたコンシーラーの外側の境界線だけを、薬指の腹でトントンと軽く叩いてなじませる。こするのは絶対NG。こするとせっかく置いたコンシーラーが動いてしまう。ポイントは「中心は触らず、端だけぼかす」こと。
仕上げにフェイスパウダーを軽くはたくとテカリ防止になるが、コンシーラーだけで出勤する日も多い。まず試すことが大事で、パウダーは慣れてからでいい。
テクスチャー別の選び方|初心者はリキッドペンタイプ一択
コンシーラーには大きく3つのテクスチャーがある。
リキッドペンタイプ:先端が筆やチップになっていて、液状のコンシーラーが出る。伸びがよく薄づきで、目元のような皮膚が薄い部位に最も向いている。初心者はこれ一択。価格帯は1,000〜2,500円が中心で、6ヶ月は持つ。
スティックタイプ:固形で直接肌に描ける。カバー力が高いぶん厚塗りになりやすく、目元より頬のシミやニキビ跡向き。
クリームタイプ:指やブラシで取って塗る。カバー力は最も高いが、量の調節が難しく慣れが必要。
俺が12品試した結論として、メンズがクマ隠し目的で最初に買うならリキッドペンタイプのオレンジ〜ベージュ系。価格→効果→継続性の順で評価して、1,500円前後のものが最もバランスがいい。高ければいいわけではなく、続けられる価格帯を選ぶことが結局いちばん大事だ。
やってはいけない3つのNG|バレる原因の9割はここ
NG1:肌より明るい色を選ぶ
「クマを消したい」一心で明るい色を選ぶと、目の下だけ白く浮いて逆に目立つ。自分の肌色と同じか、ほんの少しだけ暗めを選ぶのが正解。ドラッグストアで選ぶときは、フェイスラインに試し塗りして肌になじむか確認する。
NG2:クマ全体をベタ塗りする
クマの範囲全体を均一に塗ると「仮面感」が出る。最も濃い部分にだけ置いて、あとは境界線をぼかすだけ。完璧に消そうとしないこと。70〜80%隠れれば十分で、「疲れて見えない」レベルが自然に見えるゴールラインだ。
NG3:塗った後に目をこする
せっかく仕込んでも、無意識に目をこするとヨレて余計に汚くなる。花粉症の時期は特に注意。目がかゆくなったらティッシュで軽く押さえる習慣をつける。
FAQ
コンシーラーを落とすのに専用クレンジングは必要ですか?
コンシーラー1点だけなら、普段使っている洗顔料で十分落ちるものがほとんどです。ウォータープルーフタイプを使っている場合はクレンジングオイルがあると安心ですが、日常使いならポンプ式泡洗顔で問題ありません。
コンシーラーを毎日使うと肌に悪いですか?
きちんと落としていれば、毎日使っても肌に悪影響はありません。むしろ紫外線防止効果を持つ製品もあるので、素肌よりも保護される場合もあります。ただし落とさずに寝ると毛穴詰まりの原因になるので、夜の洗顔は必ず行ってください。
日焼け止めとコンシーラーはどちらを先に塗りますか?
日焼け止め→コンシーラーの順番が正解です。日焼け止めは顔全体にムラなく塗る必要があるため先に塗り、その上からクマの部分だけコンシーラーを重ねます。
BBクリームとコンシーラーはどう使い分けますか?
BBクリームは顔全体の色ムラを均一にするもの、コンシーラーはピンポイントで隠すものです。クマだけが気になるならコンシーラーだけで十分。顔全体のくすみも気になるならBBクリームを薄く塗った上にコンシーラーを重ねるのが効果的です。
参考文献
- メンズのコンシーラーの選び方&使い方 ニキビ跡やクマ、ヒゲの剃り跡などの肌悩みをしっかりカバー! — 資生堂 Beauty Journey
- バレずに男性のクマを隠すメンズメイク術|コンシーラーとBBクリームの自然な塗り方 — ポノクリニック東京
- クマ隠しコンシーラーおすすめ10選|プロが試してレビュー!クマタイプ別対処法 — マツキヨココカラ公式






